『無知をもって神の計りごとをおおう この者はだれか』。 それゆえ、わたしはみずから悟らない事を言い、 みずから知らない、測り難い事を述べました。
主よ、わが心はおごらず、わが目は高ぶらず、 わたしはわが力の及ばない大いなる事と くすしきわざとに関係いたしません。
このような知識はあまりに不思議で、 わたしには思いも及びません。 これは高くて達することはできません。
わが神、主よ、あなたのくすしきみわざと、 われらを思うみおもいとは多くて、 くらべうるものはない。 わたしはこれを語り述べようとしても 多くて数えることはできない。
「無知の言葉をもって、 神の計りごとを暗くするこの者はだれか。
彼は大いなる事をされるかたで、測り知れない、 その不思議なみわざは数えがたい。
あなたは神の深い事を窮めることができるか。 全能者の限界を窮めることができるか。
その量は地よりも長く、海よりも広い。
見よ、わたしの目は、 これをことごとく見た。 わたしの耳はこれを聞いて悟った。